2015/09/13 20:43

シックスネーションズ(2003-2006)の58試合を分析したE オルテガらは、勝ちチームと負けチームで、どのようなプレイ要素が影響するかについて考察した。


勝ちチームが有意に高い値を示したものが、得点、コンバージョン、ドロップゴール、モール勝ち、ラインブレイク、ポゼッションキック、タックル成功、ターンオーバーであった。

対して、
負けチームが有意に高い値を示したものが、スクラム負け、ラインアウト負け。

a)スクラム、ラインアウトで獲得率が90%以上のチームは、勝利する確立が高くなる

b)キックを有効に使う、アタッキングモール、DFをブレイクするチームが勝利する傾向がある

c)タックルの成功率が高いこと、94%(これは、かなり高いです)

意訳誤訳もありますが、t-検定を用いた勝ちチームと負けチームを統計学的に分析した結果です。

ワールドカップをこれらの指標で分析すると、楽しみも増えるのではないでしょうか?

observeのOです。

原典はDifferences in Game Statistics Between Winning and Losing Rugby Teams in the Six Nations Tournament
Enrique Ortera.