2016/04/30 13:29

元ラグビー日本代表監督 エディー・ジョーンズ氏は、シックスネイションズ終了後に日本に再来日したときにシェイプ戦術が通用しなくなるであろとシェイプ戦術が終了したことを述べた言葉である。


自身がラグビーにおけるシェイプ理論を構築し高めた当事者にもかかわらず、戦術の終焉を宣言したことに感銘を受けた。
自身が構築した戦術を簡単に否定するような芸当はそうはできまい。それを自らの口から宣言するのである。超現実主義者である。
ということは、すでに彼の頭の中には、次なる戦術が用意されているのであろう。
シェイプは、身体的な負荷も高く、ハードなシーズンで戦い続けることは、不可能なのだろう。現に、ポッドとは違い、限定的にしか使用されない。ポッドのように、広がりをみせなかった。
また、強固になるディフェンスシステムを破るには、次なる概念が必要と考えた。彼は、いち早くそれに気づき、新たな戦術の構築に入ったのであろう。それが戦術なのか、ラグビーの構造を理解した応用なのか分からないが、また、ラグビーは進化を遂げようとしている。

遅れることはできない。

学びを続けましょう!

「ラグビー戦術セミナーテキスト」販売中。