2016/05/07 12:17
以前、セットピースと呼ばれるスクラム、ラインアウト、モール、ラック、それにタックルに関する技術書をテキストにまとめ、その後、スキルドイル集を作成した。(いずれも絶版)次は、戦術や戦法だと取りかかろうとしたが、上手くはかどらなかった。日本ではあまりそのような情報を入手するのが難しい。体系的に学ぶ機会も限られている。
なぜ、戦術に注目したのかというと、そこからチームのラグビーが始まるからである。はじまりは、戦術があり、その戦術を実現するためのスキルであり、そのためのトレーニング、マネジメントが必要だからだ。やみくもに、スキルだけをトレーニングしても、戦術とリンクしなければ、使い勝手が悪くなる。そのためには、戦術、ラグビーの構造をよくプレイヤー自身が理解しなければならない。理解できれば、いつ、どこで、どんな、スキルを使うのかがぴたりとあてはまる。
そのためには、ラグビーの構造、戦術をプレイヤーにあらかじめ教え込んでおかなければならない。ラグビー脳があるかどうかは、コーチの責任でもある。
coaching 2.0