2016/06/16 20:50

これは、イングランド対オーストラリア、ニュージーランド対ウエールズ戦の所見です。
イングランドは、gain line basicのなるべくボールを後ろに下げない、ゲインラインに近づきゲームを支配しようとしたのに比べ、オーストラリアは、バックドアにボール下げて、ゲインラインよりはかなり後方にボールを運ぶことになるが、その分スペースを生かしランナー勝負の両極端のゲームプランがみものだった。序盤は、オーストラリアのランナーが、ラッシュアップDFで出てくるイングランドを翻弄したかに見えたが、徐々に、反則を繰り返し、ラッシュアップDFに手を焼くことになる。

イングランドが序盤に先制されるも、パニックになることなく落ち着いてゲームをひっくり返すのは成長と背後のコーチという自身のようなものもが根底にあることが垣間見れた。
back line basics とgain line basic両極端の基本原則だが、それぞれのメリットデメリットがしのぎを削る戦術としての楽しみも生まれた。
また、どのDFも最強という考えではなく、メリットデメリットをよく考えながら、ゲーム中に変則しなければ、さらに止めることが難しくなったという印象を受けた。