2016/07/08 21:47

20年ほど前は、海外のコーチングは、なぜ、コーチするのかという個人がラグビーと向き合う上で、どのようなスタンス、哲学を持って臨んでいるのかが、始めに問われました。その流れを受けて、日本でもそのように、哲学的な問題を整理することから始められます。
問題意識のある若いプレイヤーと話すと、彼ら自身、日本のコーチングの問題点を理解しています。「決められたことしかできない」と「状況を判断する機会が少ない。」「高校時代は、なぜ、この練習をするのか分からない点があれば質問できる機会があったので、まだ、ましですが」「考えるプレイヤーが少なく、また、質問もしない」。言われたことを寡黙に行う日本人の勤勉さ、まじめさは、尊いものですが、ラグビーの場合、また、ラグビーの良さは、それ以上に、プレイヤーからのフィードバックが重要です。
ドリルを与えるトレーニングから、プレイヤーからフィードバックをもらい、ラグビーを積み上げていく、ビルドしていくコーチングも重要かと考えています。それは、コーチングのスタイルの問題か哲学の問題なのか、はたまた、その両方なのか?
言えることは、自問自答し、日々、学ぶことをやめたらあかん!ということですね。
コーチングをイノベーションにまで高め、アップデートではなく、アップグレードしていきましょう。