2017/03/11 22:19
ラグビー界には、「闘争の倫理」という言葉があります。
闘争という闘い場においても倫理があるというものです。
ある方が、以前、障害者施設で働いていた時、「一度だけ手を挙げたことがある。若かったときに」といっていました。「未熟だったんだね。未熟だから、どうもできんもんで、つい手を挙げてしまう」といっていました。
闘争(戦争状態)にいたるのも、互いに未熟ゆえのこと起こるのでしょう。戦争論を書いたクラウゼビッツも「戦争になるのは、互いの外交の失敗から起こる」と述べていました。はなから邪な考えをもつのなら、別でしょうが、これも互いの外交が未熟故に起こるものとも考えられる。
昨今の、指導者に対する問題(体罰等)も、未熟故に手を挙げてしまうのかもしれない。知識を鍛え、言葉を磨き、心を尽くせば、少しは問題がなくなるかもしれない。
未熟故に、自己に厳しく、人に優しく、ありたいものです。
RUGBY-JER

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