2017/04/09 12:38
サンウルブズ対ブルズ戦 レビュー &ポゼッションの考え方
勝利した要因は、タックル成功率が上がったり、色々考えられるが、ここでは、ラインアウト対策、ポゼッションに対する一考察を行う。
全開の敗戦は、後半、ラインアウト→モール、コラプシング、ペナルティの繰り返しで、ボールを動かさない戦術を連続して使われ、敵のラインアウトゲームに引きずり込まれた。今回は、しっかり対策を行い、ラインアウトモールを作らせないような工夫が2つのオプションにより、封じることが出来た。ブルズもその対策にすぐに対応したものの、それは、FWというユニット間の対策になりチームとしての対策とはならなかった。これにて、これにてブルズのゲームプランは、大きく破綻した。ブルズは、疲れすぎて、動かなすぎと終始映ったが、それにもまして、コンセプトが不鮮明となった。ポッド戦術もポジショニングがままならず、フロントドア、バックドアと呼ばれるダブルラインも作ること少なく、サンウルブズのアンブレラに近い、ブリッツディフェンスにあい、ボールを後方に運ぶ場面が多くあった。
ボールポゼッションについて、サンウルブズは、試合序盤からテンポ良くボールを動かして、DFを崩していた。やはりテンポの速いアタックは、脅威である。この脅威を活用するためにポゼッションを高めることが勝利への道だと考えていたが、このハイレベルのリーグでは、80分間を毎週続けることは困難を擁するだろう。そこで、キックを多用してエリアをある程度考慮してという話しになっていた。実際、この日のサンウルブズも32回と比較的多くのキックをけった。ポゼッション、テリトリーとも40%対60%と上回れた。
そこで、考え方の一つとしては、ポゼッションを高めて攻めあぐねたところをターンオーバーされる危険性よりも、組織DFを高めるため、ボール保持の危険を避けるために、敵にボールを与えても良い。テンポアップよりもスローダウンしながら、ペナルティの危険を招くよりも、戦術ループをしてキック戦術に切り替えることなども可能ではないかというもの。ポゼッションを高めるのが目的ではなく、高速アタックを仕掛けるタイムラインを戦術ループを使ってポゼッションを使って調整するという考え方。ラグビーは、テンポの変化には、対応するのは案外難しい。80ウン間のポゼッションラグビーのアップテンポは、難しい。
ポゼッションの一つの考え方でした。
上手くいくには、他の要因として必要条件がありますが。
全開の対戦より、アナリストがしっかりと分析をし、コーチが対策を考え、プレイヤーが実践した。
よいチームにどんどん成長していってほしいですね。その経験が、日本ラグビー界全体に及んでほしいです。
日本ラグビー界にも光が差してきました。
あとは、はやくRUGBY-JERを着ているひとを増やすだけですね。