2017/06/25 14:08

ジャパン対アイルランド戦 第2テスト


1戦目で両チーム力関係が分かったところで、どのように出てくるか、楽しみな一戦は、ジャパンの改善(DFラインスピード、スクラム、モール対策)はあったものの、勝利には結びつかず。

アイルランドは、序盤ジャパンのDFスピードと激しさで、ラックオーバーされ、ブレイクダウンでプレッシャーをかけられる。そのことで、さらに戦い方が鮮明になる。
ラック回数149/152(98%)(第1テスト:96/100(96%))と、再びラックゲームに戻る。ブレイクダウンでプレッシャーをかけられ、めくり上げられた。これは、ボールを大きく動かしたり、キックボールに対してプレッシャーがかかっていたためで、ボールを大きく動かさずに、比較的狭いエリアでラック形成を行う戦い方となった。成功せずとも、大きくうちに切れ込んだり、順目ではなく、リターンパスをし、FWが沢山いるエリアでボールを動かした。
ジャパンのタックル数は192/231(83%)と驚異的な数値をたたき出す。ワンパスクラッシュだったので、もっとタックル成功率が高くならないとという感じ。激しいタックル、魂のタックルといわれても、39のミスタックルを計上してしまった。
タックル数は多いが、ジャッカルなど、ボールを争奪するところが不足していた。ラックオーバーできるスキルがあったにもかかわらず、接点で今一歩リロードして、プレッシャーをかける必要があった。

アイルランドは、ポゼッションを高めてジャパンのアタックを封印した。そのため大外には、第1テストと違い大きなスペースが生むこともなく活用されることもなかった。自分たちにとっては、ハードワークであるが安全にゲームを運んだと言える。当初のゲームプラン通りかは分からない。
ジャパンは、DFラインスピード、タックルと健闘したものの、この日はキック20と少し少なめで、ポゼッション(31%)、テリトリー(30%)ともゲームプランが削がれた形となったかも!?

で、「ゲームプランは大事、でも、ゲームプランの内容がもっと重要!?」となるのだが、ジャパンは、課題となるプレイをゲームプランで改善したと言えるが、次の一手がない!?アイルランドは、ゲームプランが上手くいかないと、セカンドプランといえるようなプランを持ち出して戦った?
ゲームプランの罠にはまった?縛られた?と考えるのか、セカンドプランを持つ重要性。元々のゲームプランがどのようなものなのかが問われる!?
ゲームプランがひとつであれば、それは玉砕となる!?

ので、実際にプレイしているプレイヤーが、肌感覚として、常に考えてプレイできるという環境が大事だと考える。
普段から、この様な状況下でプレイしないと、考えてプレイするというスタイルは成長しないのでは。