2017/07/12 22:20

キックオフでは、半サイドのプレイヤーを集めて、あらかじめその方法でボールを競ることが一般的ですが、スプリットという、両サイドに同じ数のプレイヤーを揃えてどちらキックするか分からない状況を作り出すキックオフの方法もあります。これを、スプリットと呼ぶこともあります。すなわち、裂くという意味があるようです。半サイドずつに裂くという意味です。
裂くことにより、スペースが生まれる。ダブルリフトできることを避けて、シングルリフトで、キャッチング能力を低下させる。競い合いをする。ジャンパーだけにして、1対1の状況を作り出す。キャッチング能力の低いプレイヤーを狙うなど、攻撃的なキックオフが可能です。
通常の半サイドキックオフで効果がない場合は、スプリットを用いたりするのも戦術的によいでしょう。しかし、急にやれといわれても失敗をする可能性もあるので、しっかりと準備をしておかなければなりません。
以前、ショートショートと呼び、短めの低いボールでプロップのキャッチングの悪いプレイヤーを狙ったりしました。
キックオフも常にオプションをもって、攻撃的にありたいものです。

ニュージーランド対ライオンズ戦の、ニュージーランド側のキックオフオプションは多彩でした。本気で、キックオフは、マイボールと考えていたようです。