2017/08/20 11:01

海外のある組織などでは、この思考方法が注目されているようです。

上手く活用できない場合もあるようですが。
このレッドチーム思考といわれるものは、硬直化していく組織の盲点をあぶり出し、指摘し改善していくチームの重要性についてです。
そのため、イエスマンばかりを周りに配置する組織では、まったく機能しません。本来は、このイエスマンの弊害をただす役目があるのですが。まあ、人の指摘ばかりする→批判ばかりする→いうことを聞かないヤツ→足を引っ張るヤツ→ダメややつ!→いらないやつ!となるのでしょうが、上手く機能しないようです。
先日読んだ山本五十六さんの書籍では、なんとこのレッドチーム思考、最後の反抗者といわれる人事を自ら行っていたようです。
山本さんの周りには、イエスマンばかりになってしまい、重要な参謀に起用したのが、「何事にも反抗する、やっかいもの」を抜擢したのです。硬直化した組織の弊害を危惧し、「反対意見を述べる」のもをあえて重宝したのです。
器の大きさが感じられます。

ラグビーにおいても、「同じページ」を見ることが重要視されてきましたが、思考や意見、組織自体が硬直化してしまうと注意が必要ですね。