2017/09/28 23:23

本日は、ボクシングアカデミーBB会長から、大変有意義な戦術論を聞くことが出来ました。
他競技から学ぶことも大事です。

少し紹介しておきます。

アカデミー生と当て合いなしのスパーリングをしてその後の話です。
「私からは、なにもしていない!相手がミスをするのを待っていた!」「それだけですよ」

「真っ正面にたち打ち合うと、しんどい!」「はやくて強いヤツが勝つ」「そうではなくて、左右に変化して打ち込む」「ミスを突いて打ち込む」
「例えば、ジャブを殺して、変化して打ち込む」「このパターンをいくつかもっておく」「これを体に覚え込ませておく」「相手が、こう動くと、自分はこう反応する」「判断すると遅いので、相手が動いた瞬間に体が反応するようにしておく」
「何パターンもストーリーを書いて、ストーリー通りに戦っていく」

質問「では、対応されたり、通用しない場合はどうすのか?」
「自分の場合は、(次のオプションに移行する。)連打のラッシュを仕掛ける。」そこで、相手がミスをするのを逃さずに戦う」
「チャンピオンでも、対応できずに、戦い続ける人もいるし、中学生でも対応でき、修正できるものもいる」
「以前、中学生で、右ストレートを何度も1ラウンドでもらっていた。すると、次のラウンドから、修正をしてガードを固めて、まったく打たれなくなった。中学レベルでできるとは鳥肌が立った」

質問「修正できたのは、セカンドからの指示があったのか」
「そのようには感じられず!ボクサー自身が修正したはず!」「一度打たれ出すと、ガードが下がる癖があったりと、癖が短時間で修正されることはまずない」「悪い練習を繰り返しすると、悪い癖が付く」「普段から、修正できるようにコーチングしておかなければならない」

ラグビーでも、ミスをすのを待つ!戦い方を代える(戦術ループ)!対応、修正力がゲーム中でも必要である。
まさに、NZのように感じました。NZは、さらにあらかじめ弱い部分を最大限活用して攻撃している!?

ボクサーによっても、考え方は色々あるようです。
ただ、非常に参考になりました。ありがとうございました。