2017/10/29 09:54

代表対選抜戦に見る、思考硬直と戦術ループ


2019.10.28日にラグビー日本代表対世界選抜の一戦は、急造チームの方がはるかにゲーム巧者であり、代表チームの方がまずかった。

例えば、自陣から選抜は、ボールを片側に寄せて、3フルバックの状態から、2フルバックの状態へと代表のバックラインの人数を減らし、大きくスペースを作ったところに、ボールをキックし陣地を稼いだ。スペースが埋まると、キック合戦に持ち込み、我慢比べをして、無理な選択を行わなかった。

選抜は、代表の前に出るDFスピードがあると判断すると、バックラインを深くとり、DFが届かないところボールを運び、勝負した。さらに、デュアルラインを使いうまく直線的なDFラインのスピードを利用して、外側のスペースを活用した。DFが勢いよく前に出すぎたため、スライドが遅れる特性を利用して、ギャップが生まれたところを突いた。さらに、DFラインの裏側のスペースも活用し、出足と体力を削いだ。

ゲーム中に、適応出来るのがモダンラグビーと考えられる。対して代表チームは、型にはまると強いが、適応力がまだまだ弱い。選抜チームは、数日前に顔を合わせたばかりなのに、はるかにチームとしての意思疎通がよいように感じられた。往々にして、普段のコーチングが重要であるか、プレイヤー自身が考え、意志決定する余地があるコーチングが臨まれるのではと思われる。このコーチングスタンスに移行しないと、相手に好き放題プレイをさせてしまうことになる!?

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