2018/04/27 20:15

サンウルブズ対ハリケーンズ戦は、ポゼッション、テリトリー共にサンウルブズが支配する。後半残り10分までは、接戦し見応えのあるゲームで進み、残り6分ほどで連続3トライをゆるし、結果では大敗を喫す。

ゲーム中、サンウルブズは、手堅くボールを回さず、ブレイクダウン周辺の0,1チャンネルと呼ばれる、ピックアンドゴー、ラックからのボール持ち出しを繰り返す。モダンラグビーでは、ないので、戦い方が違ったので困惑した。これは時代とは逆行している保守的な戦い方ではないか!?
スタッツでは、パス99回に対して、ランは124(ハリケーンズは、パス112、ラン101)とランの数がパス数を上回ったことでも、パスゲームではなかったと言える。

その甲斐があって、ポゼッションもテリトリーも大きく支配した。
ラグビーは、ポゼッション、テリトリーを競うゲームではなく、スコアを競うゲーム。そのため、サンウルブズのゲームプランは、保守的に映ったのである。
最後は、力尽きて、3連続トライでジエンドとなった。

ここで、70分過ぎまで、ある程度機能したゲームプランだったとも考えられる?
攻撃力が高いハリケーンズにボールを渡さずに、攻め続ける。攻撃力を封じたいという意図。
ハリケーンズも何度も、ピンチを脱出して敵陣に行くチャンスはあったものの、なかなかペースを掴むことができず、サンウルブズを攻めあぐねる。
ポゼッションを高め、テリトリーを高めフェイズを重ねたことは、ハリケーンズを封じ込めていたと考えられる。
ただ、やはり、得点能力が劣るために、(効率よく、得点することが望ましい)最後は、突き放されることとなった。
逆にハリケーンズは、トライされたことで、サンウルブズの執拗な攻撃から開放され、疲れた時間帯にもかかわらず、一気にボールを動かしはじめて、トライをとりきった。

昨年度との大敗とは、大違いの成長と言える。
勝てないことで、批判の矢面に立たされるだろうが、サンウルブズはとてつもないラグビー能力を日本ラグビー界にもたらしてくれている。
毎ゲーム、見える形で手を尽くしてくれ努力しているチームに感謝しかない。
強く、熱く応援しましょう!