2018/05/14 20:27

愛すべきものを守るために!
もはやスポーツではない!

先日、某スポーツで、ボールを投げ終わって走っているプレイヤーを後方から激しくタックルし負傷させるという事件が起こった。

真相究明が待たれるが、もはやルールに基づいたプレイから大きく逸脱した事件であり、大きな衝撃を受けている。
そのスポーツを愛するのではなく、自己のエゴ、コーチ側の指示が明確になれば、スポーツに対する背信行為の何者でもなくなる。
それは、もはやスポーツではなく、スポーツの崩壊である。

ここに、ヨハン・ホイジンガの遊びの規則について簡単に紹介しておく。
(スポーツと遊びは異なり、遊びの概念をスポーツに持ち込むないう方もおられるかもしれませんが、ご容赦下さい)

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「遊びの規則」
「遊びの規則は絶対的強制力を持ち、疑いを差し挟む余地はない」
「規則が犯されるや否や遊びの世界は崩壊する。もはや遊びは存在しない。審判の笛が呪縛を解き、一瞬にして、ありきたりの世界が活動を復活する」
「遊んでいて規則に反対したり、守らなかったりする人は、「遊びの協定破り」(遊びの破壊者)である。アシビの維持には公明正大という概念が密接に不可分に結びついている」

(もっと、厳しいことを書いていますが、ここでは止めておきます。)
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プレイヤー、コーチ、特にコーチは、スポーツを崩壊させるような、競技規則からの大きな逸脱行為を慎まなければならない!
それは、もはやスポーツを愛していない!
諸先輩方が、何年も築き上げてきた価値を、全否定し崩壊させることになる!?
自己の存在を、自らの手で否定することにつながる!
愛すべきものを守るために!

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