2019/04/15 23:08

ノーベル賞を受賞した本庶佑氏の書籍を読んでいると「未来に備える遺伝子」という稿がありました。

ヒトには設計図が書かれた遺伝子があるようですが、無駄が多いようです。しかし、その無駄は、現在の価値により無駄とされている評価であり、その価値観は、時代や条件によって変化するものだということです。
気になった箇所を引用すると「無駄の効用ということを教えられているような気がする。あまりにも無駄を切りつめると、将来への発展の芽をつむことになるのかもしれないと」あります。未来に備えた日本ラグビーの発展の芽であった、日本のスーパーラグビーチームサンウルブズは、「無駄と判断されたチーム」となりました。「将来の発展の芽を摘む」という決断をしたことは、日本ラグビー界にとって未来に備えた重要な遺伝子を一つなくしたことになるのではと、残念でなりません。